令和3年6月2日更新


【早目の熱中症対策を!!】

 

今年の梅雨入りは早く愛知県も513日に梅雨入りしました。

 

例年より早い梅雨入りは、それほど暑くなくても湿度が高く、汗をかけば乾きにくく、体の熱が逃げにくいと言われます。

そのため56月でも、熱中症には注意が必要です。

また7月以降の暑さにも体が慣れていないと、熱中症になる危険性がより高まります。

 

暑くなる前に、運動をして汗を出しやすくする暑熱順化を気象庁は呼びかけています。

『暑熱順化』とは、体が暑さに慣れていくことです。汗を出すことにより体温の調節ができ、暑さに強くなります。

暑さに慣れれば、夏バテや体のだるさを防ぐことも出来ます。

 

 

★ 普段の生活の中で運動や入浴時に汗をかくなど、無理のない範囲で汗をだす準備をしましょう ★

 

「暑熱順化に有効な対策」

◎ ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングを15分30分程度行い汗を出す。

◎ 筋トレやスクワット・ストレッチでも汗が出れば有効です。

◎ シャワーではなく浴槽に入り、適度な汗を出すことも効果的です。

 

 暑さに負けない体作りは、日常的に適度な運動とバランスの良い食事、十分な睡眠と休息をとることが大切です。

 そして運動の前後には、水分と適度な塩分補給をしましょう。

  体の調子が悪い時は無理をしないようにしましょう。

 

 すぐには汗が出なくても、ゆっくり時間をかけて体を暑さに慣れさせましょう。

 そのためには、早目にスタートしましょう。

 

 

 

  参考  日本気象庁協会HPより


 令和2年5月12日更新

 

  新型コロナウイルスについて】                                        

 その1: 新型コロナウイルスってどんなウイルス?

 

 1. ウイルスはどのように感染するのか

   現時点では、飛沫感染と接触感染の2種類があると言われています。

 

 ・ 飛沫感染とは・・

  感染者のくしゃみや咳、つばなどの細かく飛び散るしぶきにウイルスが含まれている場合、それによって感染すること。

 ・ 接触感染とは・・

  ウイルスに触れた手で口や鼻を触ることにより感染すること。

   ※ 高齢者や持病がある人など、体力や免疫力が低い人は重症化しやすいと言われています。

 

  2.  新型コロナウイルス感染に関する相談・受診のあらたな目安!!

  1. 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの強い症状のいずれかがある。

  2. 高齢書や基礎疾患(持病)がある人で、発熱やせきなどの比較的軽い風邪症状がある。

  3. 比較的軽い風邪が続いたらすぐに。

  ◎ 重症化する前に受診してもらうため、37.5度と言う数字が削除されました。 

   ☆ 1から3の一つでも該当すればすぐに保健所に相談するようにと「受診の新指針」が公表されました。

 

 [新型コロナウイルス感染者(軽症または無症状の方) が自宅で療養する際、注意するべき緊急性の高い12症状

   <表情・外見>

   1. 顔色が明らかに悪い。(家族が見て判断した場合)

   2. 何時もと違う、様子がおかしい。(家族が見て判断)

   3. 唇が紫色になっている。

 

   <息苦しさなど>

   4. 息が荒くなった、呼吸数が多くなった。

   5 .急に息苦しくなった。

   6. 日常生活の中で少し動くと息が上がる。

   7. 胸の痛みがある。

   8. 横になれない、座らないと息ができない。

   9. 肩で息をしている。ゼーゼーしている。

 

   <意識障害など>

  10. ぼんやりしていて、反応が弱い。(家族が見て判断)

  11. もうろうとしていて、返事がない。(家族が見て判断)

  12. 脈がとんだり、脈のリズムが乱れる感じがする。

 

   ◎12項目の症状が一つでもあれば相談窓口に連絡する

 

 また、療養中にウイルス量が増える可能性があります。そのため、1日3~4回、朝昼晩や就寝前に

 症状をこまめに確認するようにしましょう。

 療養中に症状の変化に素早く気付いて対応できるよう患者本人や家族で確認して下さい。

 

 

 [閉じこもり生活が続くと栄養状態の悪化が懸念されるとして、注意したいポイント

  <食生活の注意点>

  ・ 必要以上の食品の買いだめは避ける。

  ・ 食品を通じた感染報告はないが、手と食品を清潔に。

  ・ 食事の時間は規則正しく。栄養バランスも大切。

  ・ 間食や体重の増加に注意。

  ・ 高齢者は十分なエネルギー量とタンパク質摂取を心掛けましょう。低栄養は感染症リスクになります。

 

 ※ 高齢者は低栄養が感染症発症のリスクになるため、十分なエネルギー量とタンパク質を摂取し、家に中でも体を動かす工夫をしましょう。

     ウイルスが付いた手で食事をすれば口から感染するリスクがあるため、食事前の手洗いが重要。食器も清潔に保つことが大切です。

 

 

<新型コロナウイルス感染が疑われたときに家族が注意すること>

  厚生労働省では8つのポイントで注意喚起しています。

 

   1.  部屋を分けましょう。(個室にして食事や寝る時も別室に。感染者本人は極力部屋から出ないようにしましょう。)

   2.  感染者のお世話はできるだけ限られた人で心臓、肺、腎臓に持病のある方や糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などが感染者の

    お世話をすることは避けましょう。

   3.  マスクをつけましょう。

    使用したマスクは他の部屋に持ち出さないように。マスクを外すときは表面に触れないようにゴムひもをつまんで外し袋に入れ密閉します。

      マスクを外した後は、必ず石鹸で手を洗いましょう。

   4.  こまめに石鹸で手洗いましょう、アルコール消毒をしましょう。洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。

   5.  定期的に換気をしましょう。共有スペースや他の部屋も窓を開け放しにするなど換気をしましょう。

  6.  手で触れる共用部分を消毒しましょう。

       ドアの取っ手、ノブ、ベッド棚などは、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後に水拭きをします。

       トイレや洗面所は通常の家庭洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒します。

       洗浄前のものは共用しないようにしましょう。

   7.  汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう。

      体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクを着け、一般的な家庭用洗剤で洗濯し、完全に乾かしてください。

   8.  ゴミは袋を密閉して捨てましょう。

     鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨ててください。その後は直ちに石鹸で手を洗います。

 

    咳や発熱などの風邪症状があるときは、学校や会社を休み外出を控えます。家庭で同居されている方も体温を測るなど健康観察をし、

       不要不急の外出は避けましょう。

   

   ★ [マスク熱中症]にもご注意願います。[マスク熱中症]とは、マスクをして外出し散歩やウォーキングまたはジョギング等することで、

    体の放熱が妨げられ、熱中症になり易くなることです。

 

     外出時のマスク熱中症対策>

       1. 外出12時間前にコップ1杯の水か麦茶をゆっくり飲む。そして帰った後も水分をとる。

       2. 外を歩く際は、息が切れない程度にする。

       3. ウオーキングや散歩中は、マスクの両わきから指を入れ隙間を広げ4・5回深呼吸をする。

       4. マスクをしていても、水分をこまめに補給する。

       5. 日陰に入り一休みしながら水分補給をし、次に、衣類に風を通し熱の放熱をうながす。

       6. 服装を、胸元や腕、手元・足元を露出させる工夫をして放熱させる。

     ◆ 体が暑さに慣れていない時期です。熱中症に注意して体調管理をして下さい。

  

 ※ 新型コロナウイルスから自分を守ることは、他の人も守ることになります。 

  

 

 その2 : 新型コロナウイルスの影響でなかなか外出しづらい時でも体は動かしましょう!! 

 

  ・ 過剰に外出を控えすぎると「身体的不活動」による健康への悪影響となる事があります。

 

 ・ 運動量が減ると・・

    1. 疲れ易くなり動くことがいやになる。

    2. 身の周りの動作がしにくくなったりする。

    3. 筋力が低下する事により、バランス能力が低下し、転倒しやすくなる。

    4. 内臓脂肪が蓄積して肥満になりやすくなる。

    5. 運動不足により便秘になりやすくなる。

    6. 高血圧、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などにかかるリスクが高くなる。

 

   運動不足にならない様に室内でできることをしてみましょう 

 

  室内で出来る運動は 1.ラジオ体操   2.スクワット  3.ストレッチ  4.筋トレ などがあります。

   天気が良ければ人混みを避けてウオーキングや散歩などに出かけるのもお勧めです。

  (体調が悪いと思った時は、無理は禁物です)

 

    感染症予防は、免疫力をたかめて健康維持に心掛けることが大切です。

    予防の基本は「十分な手洗い」「うがい」「アルコール消毒」「部屋の換気」です。

 

   ※ 感染防止対策や健康管理に心掛け、一人ひとりが新型コロナウイルスに感染しないようにしましょう。

 

 

  その3 : 新型コロナウイルスの感染を防ぎ、健康を維持するために・・

 

  政府の専門家会議では、「1人での散歩は問題ない」と屋外での適度な運動を勧めています。

  天気の良い日にはウォーキングに挑戦してみましょう!

 

  【体調や天気が悪い時は無理をせず、自分のペースで始めましょう!】

 

  ★ ウォーキングのメリット 

     1. 心肺機能・代謝機能が増加する。         4. 善玉コレステロールが増加する。 

   2. 全身の血行が良くなり、促進される。           5. 内皮細胞(血管の内側の細胞)が活性化する。

     3. 中性脂肪が減少する。

   

   ・ 有酸素運動のウォーキングは、全身を動かすので筋肉が鍛えられ、血流も良くなり血管を若返らせます。

 

  ★ ウォーキングの方法 

   1. 初めは5分~10分、慣れてきたら20分以上を目標に。

     2. 喉が渇いたと感じる前に(15分間隔)、こまめに水分補給を。

     3. ややきついと感じる程度の早足で歩くことも取り入れて。

 

  ★ 歩く姿勢 

     1. 目線は真っすぐ前、腕は左右自然にふり、つま先で地面を蹴ってかかとで着地する。

     2. 歩きやすい歩幅から始め、時々は、いつもより大きめの歩幅で歩く。

 

  ※ ウォーキングを習慣づけて血管・細胞を若返らせ筋肉量も増やしましょう!!

 

   

     ここで 豆知識!新型コロナウイルスの用語集 

      1. クラスターは 「感染者集団」

     2. オーバーシュートは 「感染爆発」

     3. ロックダウンは 「都市封鎖」

     4. パンデミックは 「世界的大流行」

     5. PCR法は 「分子生物学的検査法」  :  のどの粘膜や血液で、遺伝子を増幅させてウイルスを抽出する方法です。

     6. 三密は 「密閉・密集・密接」

     7. 濃厚接触は 「2メートル以内で長時間対面し話すこと」   ※ 人と話す時はマスクを着けて、2メートル以上離れることが重要です。